子どもの不登校(中学生女子編)

子どもの不登校(中学生女子編)

中学2年生の娘が不登校気味です。親としてどう対応したら良いですか?

中学2年生の娘さんをもつお父さんからこのような相談を受けました。
お話を伺い、まとめると、以下の状況でした。

  • 週の半分くらいは休んでいる
  • 学校や友だちに対する不満や問題は見当たらない、学校へ行く意欲はある
  • 朝起きれない様子
  • お父さんにもお母さんにも何でもよく話す
  • 部活はやっていない
  • 塾には行っている
  • 夜遅くまでスマホを扱っている
  • 学校からは「他にこんなに休んでいる生徒は居ない」と言われた
  • 時期は今年に入って、1月ごろから

実は、私のところにも中学2年生の次女がいて、これまで学校大好き朝一番登校!無遅刻無欠席!の元気印だったのですが、最近休みが少しずつ増え、つい最近は1週間連続して休みました。原因は、初潮です。初めて経験する強い痛みに吐いてダウンしていました。

これと言った病気や原因が見当たらない

まず、このくらいの年齢の女の子は、生理的な要因で体調や体型がどんどん変わっています。朝起きれない・急に立つとふらつく・頭が痛い・お腹が痛い・精神的に不安定などなど。これは個人差があり、皆同じではありませんが、今回のお父さんは担任の先生から「他にこんな子はいない」と言われたため、すごく心配されていました。

いえいえ、たくさん居ます。

とはいえ、親としては病院に行くまでもなく、かといってこのままほっとくわけにも行かず・・・何かすべきなのか、はたまた何もしないほうが良いのか、と心配になってお悩みかと思います。

家庭は一番リラックスできる逃げ場で良い

私は産業カウンセラーとして、学校、行政、病院、少年院など・・・大人だけではなく多くの子どもと話をしてきましたが、子どもたちも「学校に行けない自分」を責めています。心は行こうと頑張っているのに、体が動かない。そして焦ります。

焦る→諦める→休む→ちょっと元気になる→頑張ろう→疲れる→ダメだった→焦る→・・・

というふうに、繰り返しています。

この中で最も重要なことは「休む」こと。
休むというのは、心も体もリラックスできて開放でき、安心して寝たり過ごしたりすることです。

ちゃんと休めていないのに、気持ちが焦って頑張ってしまうので、また出来なかった・・・とループしてしまいます。

親は、子どもが安心して休める環境を整えてあげ、心配ではなく信頼し、「しっかり休んだら良いよ」とオヤツでも用意してあげると良いでしょう。

私は自分の子どもたちには「休みたいだけ休んだら?」っていう気楽なスタンスでいました。
何ならランチに誘ったり。(流石に学校休んでるのに行けないよ・・って子どもは言いますが。笑)
しかしそれでも、ある分野で全国トップを取ったり、それぞれ夢や目標に確実に進んだり、学校からの評価は高いです。

学校を休むことをことさらに問題視せず、安心してください。
子どもは必ず立ち上がる力を持っています。

親は言葉ではなく行動で示す

もう一つ、大事なことがあります。
それは、「早く寝なさい!だから朝が起きれないんだ。」「スマホを取り上げるよ!」と一部のみを切り取って否定することはNGだということです。

生活習慣を見直したい場合は、一日の時間全体と家族全員を見渡して、全員で整えることです。

最も効果的なことは、親が早く起きて朝の支度に余裕を持つことです。
子どもに朝早く起きてほしいなら、自分がより早く起きる。

小言を言ってる親がスマホばかり見ていたり、部屋がとてつもなく散らかっていたり、夜ふかしをしていたり・・・では説得力もありませんよね。

かといって、ロボットのように完璧を目指せ、ということではなく、親も「今日は頑張りすぎて疲れたから休むね」とか自然体で良いのです。というか最初はわざと休み方を見せても良いかもしれませんね。

しっかり休む→気力体力が回復してまた頑張れる→疲れる前に休む→・・・

と、調子の整え方を見せてあげましょう。
まだまだ子どもはペース配分もわかりません。
親も子も、調子を整えながら焦らずいきましょう!

▼専門機関に相談することも大切です▼
電話相談|自殺対策|厚生労働省

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